陰陽五行について

仁寿鏡
陝西省歴史博物館にあった隋時代の鏡、仁寿鏡です。四神や文字が鋳込まれています。 祭祀に使用されたもの。西暦581年~618年頃の物

人は自然のおおきな呼吸の中に生きています。

木火土金水(もっかどごんすい)の5つの要素が自然界を構成していると算命占学では考えます。

木は火を生じ、火は土を、土は金を、そして金は水を生じます。水は木を生じ、すべては循環して自然が成り立っていると考えます。この五つを五行といいます。

五行それぞれに、陰と陽があります。陰と陽の二元は背中合わせのふたつではなく、ふたつでひとつの二元一極です。

算命占学の自然の中で、相反するものは存在しません。すべては、生じ生じられる、助け助けられ、鍛え鍛えられる関係で成り立っています。

五行がそれぞれ陰陽があり、5×2で以下の十干となります。

 

木の陽 甲木 樹木。まっすぐにかたくなに伸びる樹。

木の陰 乙木 草花。柔軟に。踏まれてもまた葉を起こす草。


火の陽 丙火 太陽。明るく分け隔てなく光を届ける太陽。

火の陰 丁火 灯明。孤高の光。光明。


土の陽 戊土 山岳。どっしりとして動じない山。

土の陰 己土 田園。人が集まり、自然を育てる土壌。田園。


金の陽 庚金 鋼剣。打たれ競い合うことで鍛えられる鋼(はがね)

金の陰 辛金 宝石。特別な存在。不変の質の宝石。


水の陽 壬水 大海。全てを生み出すし変化し動く海。

水の陰 癸水 雨水。大地を豊かに潤す雨水。


人の宿命の中心には、この十干どれかが象徴的に存在します。

あなたは自分の本質がわかりますか?

算命占学の鑑定ではこの中心の質が重要となります。

誰もが自然の営みのひとつとして、この世界での大切な役割を果たしているのです。